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犬の病気(寄生虫)


これはあくまでも目安です。わんちゃんのためにも、おかしいなと思ったら、獣医師の診察を受けましょう。

病名 原因など 症状 治療

ノミ

犬によく寄生する外部寄生虫で、イヌノミ・ネコノミ・ニワトリノミなどがいますが、ネコノミが多く寄生します。ノミは、条虫寄生の原因・脱毛の原因・アレルギー・貧血の原因となります。

成虫駆除剤やノミの発育を阻害する薬を服用します。屋内の掃除など清潔を保ったり、乾燥を行うことで発生を抑えることができます。

毛包虫症

毛包虫が毛包に寄生することで発生しますが、正常犬でもこの寄生虫は観察されます。発症は遺伝・年齢・ホルモンバランスなどが関与しており、幼犬・高齢犬に多く見られます。

あまりかゆみは無く、フケと発赤を伴う脱毛、紅斑が見られます。全身性のものでは、かゆみや慢性皮膚病があり、膿皮症になることもあります。

毛包虫の駆除のために薬浴と投薬を行います。二次感染を防ぐため、シャンプーや抗生物質の投与を行います。

犬疥癬

犬疥癬虫の寄生です。寄生されている動物との直接接触で感染します。人に移ることもありますが、人では増殖しないので犬が治癒すれば治ります。

頭部・腹部・足に出る小さい丘疹と発赤が病変ですが、非常にかゆいため掻き毟るのですぐにかさぶたになったり掻き壊して二次艦船が起きやすくなります。

駆除剤の投与や薬浴で治療します。注射を行う場合もあります。治療は4週間以上行い、皮膚がきれいになっても再発予防のため8週間は治療を続けた方がいいでしょう。

耳ダニ症

耳ダニの寄生で発生します。

激しいかゆみのために耳を振ったり、しきりに耳を掻きます。また耳垢がたくさん出てくるのも特徴です。かゆみが酷いと耳を傷つけたり耳血腫になったりします。

駆除剤の投与を行います。

バベシア症

バベシアの原虫感染による伝染病です。マダニに刺されたときに、マダニ体内のバベシアが犬の血管に入り込み、増殖します。

発熱・貧血・黄疸・食欲不振・元気が無くなるなどで、まれに赤みのある尿が出たり、下痢・嘔吐も見られます。貧血が重症の場合は肝・腎機能障害を起こし、死亡することもあります。

殺原虫剤の投与と症状にあわせた治療を行います。野原へ行くときなどは駆虫剤を犬に散布して予防した方がいいでしょう。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌の感染によって起こる皮膚病です。

円形脱毛が見られ、広がっていきます。二次感染が無ければ、かゆみは強くないようです。

抗真菌剤の内服・外用により治療します。

条虫症

条虫による寄生です。条虫の幼虫が潜んでいるノミをかゆいところを噛んだときに食べてしまうことで感染します。

瓜実条虫は少数の寄生では気づかないことがありますが、多数寄生すると消化不良を起こすことがあります。また条虫の卵や節々が糞便と共に排泄されるので、肛門周囲をかゆがったり、下痢になることがあります。

駆虫剤で治療します。様々な条虫がいますが、単包条虫(エキノコックス)・多包条虫・マンソンれ裂頭条虫は人に感染し重大な障害をもたらすことがあるので注意が必要です。

回虫症

犬回虫・犬小回虫の寄生によります。犬回虫は胎盤・乳汁・虫卵・体内に小虫を持つ動物の摂取で感染します。犬小回虫は経口感染・体内に小虫を持つ動物の摂取で感染します。

子犬では、腹部膨満・下痢・嘔吐・肺炎・腸閉塞などを起こし、死に至ることもあります。成犬では肝臓・腎臓など至る所に入り込むことで様々な症状が出ます。

駆虫剤の投与と症状に対する治療です。糞便からの再感染を防ぐため、犬につかないようにしたり、衛生面で注意します。また、人(特に幼児)に感染することがあるので注意が必要です。

鉤虫症

犬鉤虫は小腸の繊毛に食いついて吸血します。犬鉤虫の寄生によります。鉤虫卵の混ざった糞便を口にしたり、胎盤を介して妊娠中に感染、母乳による感染、幼虫が皮膚から侵入する場合もあります。

激しい血便(黒色便)や腹痛、鉤虫が吸血した場所からの出血による貧血や食欲不振、栄養不良などを起こします。幼犬の場合大量感染で出血と貧血で死亡することがあります。

駆虫剤による駆除と症状の治療を行います。

鞭虫症

犬鞭虫が盲腸粘膜内に入り込み、吸血します。経口感染します。

長期間に及ぶ軟便・下痢・粘血便などの症状を示します。

駆虫剤により駆除します。また、症状の治療を行います。卵は環境に強く、土中で約5年生存しますので、糞便処理は確実に行う必要があります。